マンションと区分所有法
こんなマンション憧れるな~
そういえば、実家は戸建てだったかからマンションてイメージが湧かないな~。なんか難しそう。
マイホームは戸建てかマンションのどちらにするかは大きな選択!
都会育ちの方は実家がマンションという方が多いですが、実家が戸建ての方は分譲マンションてどういうものか想像するのも難しいですよね。今回は分譲マンションについてご紹介します。
☑これからマンション購入を検討している方
☑自分は戸建派だけど妻か夫がマンション派で争っている人
☑区分所有法をちょっと調べてみたい方
分譲マンションと戸建ての違いは自由度
分譲マンションと戸建ての大きな違いは自分で自由に建物の事を決めるかどうかです。
まず戸建てですが、建物と敷地はもう自由です。DIYをしようが、カーポートを付けたり、リフォームもなんでもOKです。もちろん、自由度は高いです。
一方、分譲マンション購入とは建物の一部を所有して使用する権利をもつことです。その建物は自分以外の他人との共同で所有する建物になりますので、敷地に買ってにペイントや看板なども置けません。
また、自分の区画である専有区画内でもリフォームするときは申請があったり、一定以上の品質維持のため色々決まり事があります。自分の家なのに自由にできないとなると自由度は低いですね。
分譲マンションには特別な法律がある
分譲マンションには区分所有法という、ちょっとマイナーな法律が適用されます。
これは何のためにできたかというと、分譲マンションは自分と自分以外の多くの他人と1つ建物を共同所有します。自分も建物を所有しているけど他の人も建物を所有している。だから、自分だけで決めることはばつが悪い。みんなが円滑に住むことができるようにルールができました。それが区分所有法です。
なお、区分所有法では、購入した区画を所有する権利を区分所有権と言います。言い方を変えれば、分譲マンションは区分所有権を購入することになります。
重要なキーワードは3つ
分譲マンションは区分所有権とお伝えしましたが、実は3つの権利に分けることができます。
この3つの権利が分譲マンションのキーワードになります。
キーワード | ひとこと説明 |
①専有部分 | 住居部分 |
②共用部分 | エレベーター、廊下、階段など |
③敷地利用権 | マンションの敷地の権利 |
区分所有権に①専有部分は当然あるのはわかりますが、②共用部分と③敷地利用権がなぜあるかというと・・・
そう!住居の専有部分に行くまでに、マンションの敷地を通らないといけないし、廊下も通らないといけない。だから、その権利がないとマンションに住めません。
①専有部分②共用部分③敷地利用部分があって一人前の区分所有権です。
ちなみに、三位一体のため①専有部分と②共用部分だけ、③敷地利用部分だけを分けて売ったり、譲渡はできません。
マンションの運営は決議
分譲マンションはみんなで1つの建物を所有します。自分一人で物事は決めることはできませんので、どうするかというと物事を決める際はみんなで決議をします。
ちなみに、区分所有者がお互いの約束事を決めた規約がマンションごとにあります。この規約はマンションによっては独自であります。
規約は購入前に、簡単でもいいので事前にチェックするのがいいですよ。
まとめ
大いなる力には大いなる責任が伴う
これまでマンションについて説明しましたが、なんか面倒くさいな~て思いました?
たしかにDIYや庭いじりが好きな人にとっては、物足りない感じはありますが、逆に言えばマンションは家の管理を結構他人任せにできるということ。マンションは毎月管理費、修繕積立金を支出すれば基本的にはキレイに保つことができます。
というのも、戸建てだと、季節ごとに落ち葉を掃除したり、雑草をきれいにしたり、塀が崩れたや10年に一回は外壁の修繕準備や屋根の定期的なチェックなど面倒です。全部自分でしないといけないですからね。それは年を取ってもです。。。