不動産の知識

不動産業界て胡散臭い!?

shaun@ymail.ne.jp
ション
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こんにちは!ションです。

不動産業界てイメージあんまりイメージ良くない?というか、馴染みがないからそもそもよく分からないのが正直なところと思います。ちなみに、私が学生時代に不動産会社に内定もらったから就職するよ言ったときは、周りの人が微妙な雰囲気になりました。

ション
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不動産て学生的にも想像しにくいし、なんとなくダーク感ある

これから不動産業界に就職活動する人や、家を買おうとする方でこれから不動産会社と接することになるひと向けに不動産会社てこんなところだよと説明します。

この記事は以下のような人におすすめ!

・これから不動産業界で就職したいがイメージが湧かない

・家を購入しようと考えているから不動産会社に会う方

・お部屋を借りたいが駅前の店舗が不気味と考えている

・不動産会社のアルバイト求人を見てちょっと気になっている

この記事を読んでもらって、不動産会社てどんなところ?という感じがから、なんとなくこういう会社なのかな~とイメージができれば嬉しいです。

地上げ屋てなに?

私の話で恐縮ですが、就職活動したときに就職希望の不動産会社の役員から「不動産会社てどんな印象ある?」などど聞かれたときあります。

当時の私はあんまり業界研究も会社研究もよく分からない状態で就職活動しておりましたので、適当に私が回答していると、不動産会社役員が

「ん~不動産会社て地上げ屋とかて言われていた時もあるから印象は良くないよね」て言っていたのを覚えてます。

ション
ション

地上げ屋って・・・そんなバブル時代のこと知らん・・・。

というダメ学生の感想で「地上げ屋てワード知っているけど詳しくはわからないな、怖い人が仕事しているイメージ?」が正直なところで、たしかに一般的には地上げ屋=不動産てなると印象は良くないよな~て感じていました。

今となっては書ける内容ですが、地上げ屋て響きは悪いですが、行っていることは真っ当なことで要は、大きな建物を建てるために大きい土地を作る仕事です。

〇〇ヒルズも建築前に地権者さんと長い間お話合いをして、土地をまとめあげてあります。それに大きい開発には何かしらの”地上げ”が必ず存在します。

ただ、地上げ屋を行っている方の一部にはそこに住んでいる方や地権者さんの都合も聞かず強引なお仕事をされている不動産会社等もいらっしゃるのも事実で、そのイメージがどうしても一般の方に強くもたれるかもしれません。

当たり前ですが大手の不動産会社は、長い時間を掛けて丁寧に交渉を行っております。そして土地などの権利を譲渡してもらって土地をまとめ上げております。現代では法律もかなり厳しいですのでバブル時代によく聞いた強引な地上げ屋というのはあまり聞きません。

悪徳不動産会社てあるの?

不動産て実は儲かるときはすごく儲かります。

土地を仕入れて建物を建てて販売でも儲かりますし、仲介といって売主と買主の間を取り持って契約書を作成するときも結構な手数料をもらえます。※手数料の話はまた今度しますね。

だから、昔は強引に契約に持ち込もうとする悪質な不動産会社は多くいたのも事実。でも、そんな不動産会社が多いと、私たちとしてはたまったもんじゃないですよね。自分の土地や建物という不動産が強引に売買されると思うと恐ろしい。

そこで、行政はそんな不動産会社を規制するために宅地建物取引業法(宅建業法)を作りました。この宅建業法はこんな取引をしてはダメというのをたくさん縛りがあって一般消費者である購入者等の保護が目的になっています。

そのため、脅迫や傷害などをした人は不動産の免許を取得することもできません。ということは、規制上は悪徳不動産というのはいないこととなります。※事件を起こしても一定期間を過ぎれば免許等を取得できるなどありますので原則はいないとしてます。

宅建業法は特別法

法律は種類が2つあって、一般法と特別法があります。

一般法は広くカバーされる法律で民法などが該当します。特別法は偏った分野に特化した法律で、宅建業法は特別法になります。

実は、民法でも不動産関係の条文はあります。でも、民法だけではカバーできないところがあるので宅建業法ができました。

ちなみに、一般法と特別法では特別法が優先されます。

ネコさん
ネコさん

特別法はラウンジを利用できる優待チケットみたいなイメージかな!?

実は不動産会社は意外にクリーン!?

先ほど説明した宅建業法ですが、これがかなり細かく不動産会社を規制していますし、同時に宅地建物取引士も規制しているのです。

あれはだめ、これもだめ、ここは詳しく説明してね!みたいな感じです。

国家資格である宅地建物取引士(宅建)の試験ですが、法律系の資格であるものの、その試験範囲の結構なウェートを占めるのが宅建業法になります。ですので、その試験をパスした宅地建物取引士は宅建業法に詳しい人であると同時に宅建業法を守らないといけない人ということになります。

だからこそ、宅建業法では不動産取引の重要事項の説明や契約は宅地建物取引士によって行わなければならないと規定してます。

宅建士は嘘はつけません、基本的に意図的に隠し事もできないのです。逆に不動産取引がちゃんと行えるかチェックして契約をする検査員のようなものなんです。※取引により問題が発生した場合は宅地建物取引士の責任になります。

不動産業界のなかでも、会社によっては際どい会社さんはいるのも事実です。

ただ、全体的に変な会社ばかりではなく、多くの会社はちゃんとしている会社になります。

なお、会社にもよりますが「土地の仕入れの部署は海千山千で結構毛色は違うしなんか怖いよね~」という話もよく聞きます。

まとめ

①不動産会社が守っている宅地建物取引業法は一般消費者の保護が目的

②宅地建物取引士はちゃんと取引できるように契約書をチェックする役割

③そんな不動産会社は嘘はついちゃダメ 

ABOUT ME
ション
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不動産好きのファイナンシャルプランナー
◆10年近く不動産の仕事に携わる。マンション・戸建ての売買や倉庫・店舗・アパートの賃貸など広い領域で仲介実績あり。 ◆保有資格:1級ファイナンシャルプランナー技能士、宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者
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