マンションの安全を守る!消防点検とは?
お住まいのマンションを火災から守るのが消防設備です。
そんな消防設備が有事の際には通常に動かなければなりません。住民の安全を守るためにも消防設備ですので定期的な点検と報告が義務付けられています。
ただ、それは分かっているけど、日常ではあまり接点がないためイメージが付きづらいのも事実です…
マンションの理事になったけど、消防点検て沢山あって意味わからない
こんな方も多いと思います。
今回は消防設備点検とは?というテーマで記事を書いていきます。
マンションは法律で定められた点検だけでも多い
実は皆さんの暮らすマンションは、居住者が安全で快適に過ごすためにも点検は多いです。
今回記事にする消防点検は消防法によって義務付けられていますが、他の法律により義務化された点検が沢山あります。
えー!そんな事言われても法律もよく分からなよ~
全体像をみるためにも主要な点検を一覧にします。
今回のテーマの消防点検は赤枠にある消防用設備点検と防火対象物点検の2つになります。
次節ではこちらの説明をしていきますね。
消防用設備点検
消防設備点検は実は2種類あって機器点検と総合点検になります。
また点検が増えた!違いは何?
機器点検は6か月に1回の頻度です。内容は目視点検や配置点検など簡易的な点検を行います。
総合点検は1年に1回の頻度で行い、実際に設備を動かしてみて総合的に設備を点検するものです。
消防点検は消防設備・警報設備などのハード面を点検してます。
防火対象物点検
防火対象物点検て、なかなか聞かない言葉です。
そのはず平成15年より『防火対象物定期点検報告制度』が施行されたことで新しくできた点検なのです。(といってもそこそこ古いですが…)
これまでの消防点検とは別に、防火対象物点検は主に適切な避難ができるような環境にあるかを点検する制度になります。
防災管理体制の構築、避難訓練の点検などソフト面の点検と思ってください。
なお、建物用途と建物の収容人数によっては小規模であり防火対象物の建物に該当しない場合もありますが、ほぼすべてのマンションは防火対象物に該当します。
消防用設備点検と防火対象物点検のまとめ
消防点検は日常生活では馴染みがないので、説明されてもしっくりこないですよね。
一言でまとめると…
〇消防用設備点検は消防設備といったハード面の点検
〇防火対象物点検は防火管理体制をチェックするソフト面の点検
といったイメージをもって比較対照した表を見てみてください。
ざっくりとしたイメージをもってもらえると嬉しいです。
最後に
消防点検は、マンション住民の安全を守るためのとても大事な点検です。
毎年のように火事による死亡事故は発生し尊い命が奪われております。
設備点検や定期的な避難訓練をしていれば助かる命も怠ったことで失われないよう、まずは点検を通じて家族を守っていきましょう。